補助金名
令和7年度酒類業振興支援事業費補助金(第2期)
補助金の概要
国税庁が強力にサポート!日本産酒類のブランド力強化、輸出拡大、そして国内外での新たな市場開拓を目指す酒類事業者を応援する補助金制度がスタートしました。
「海外展開支援枠」と「新市場開拓支援枠」の2つの枠組みで、最大1,500万円の支援が可能です。単なる設備の導入支援に留まらず、魅力的な新商品の開発、グローバルなブランド戦略の構築、体験型マーケティング施策の実施など、積極的な成長戦略に取り組む皆様を幅広くサポートします。
世界市場への挑戦、国内での新たなファン獲得を目指す酒類事業者の皆様にとって、絶好の機会です!
補助上限
- 【海外展開支援枠】
- 最大1,000万円(グループ申請時:最大1,500万円)
- 【新市場開拓支援枠】
- 最大500万円
補助率
- 【海外展開支援枠】 補助対象経費の1/2以内
- 【新市場開拓支援枠】 補助対象経費の1/2または2/3以内(従業員規模による)
対象経費
貴社の成長戦略を後押しする、幅広い経費が対象となります。
- 設備等費: 生産・保管・出荷設備の導入、品質管理のための冷蔵設備導入、業務効率化のためのシステム導入など
- 謝金、旅費、借損料: 専門家への謝金、海外渡航費、イベント会場等の借損料
- 通訳・翻訳費、会議費: 海外向け資料の翻訳、海外企業との会議費
- 広報費: 海外向け広告制作費、国内外での販促イベント開催費
- 委託費・外注費: 海外マーケティング戦略策定、ブランド戦略構築支援
- 展示会出展費: 海外・国内の展示会への出展費用
- 産業財産権取得費: 海外での商標登録費用など
- マーケティング調査費、設計・デザイン費: 海外市場調査費用、商品パッケージデザイン費
- 原材料等費、出演料、運営費: 新商品開発に必要な原材料費、イベント出演料、イベント運営費 ※通常の事業活動に要する費用は対象外です。
対象事業者
以下の要件をすべて満たす、意欲ある酒類事業者または酒類関連事業者です。
- 日本国内に拠点を有する酒類事業者または酒類関連事業者
- 中堅・中小企業(小規模事業者を含む)に該当する事業者
- 海外展開または国内外での新市場開拓に意欲的な成長志向の事業者
- 【新市場開拓支援枠】 では、上記に加え以下を満たすこと
- 給与支給総額を年率平均1.5%以上増加させる計画があること
- 売上額または付加価値額を年率平均3%以上増加させる計画があること
申請期間
第2期:令和7年2月28日(金)~令和7年4月24日(木)17:00 ※申請は、**電子申請システム(jGrants)**でのみ受け付けます。郵送や持参による申請はできません。
必要書類
申請には、貴社の成長戦略と具体的な計画を示す書類が必要です。
- 事業計画書:明確な売上・付加価値・給与増加計画を含む、具体的な海外展開または新市場開拓の戦略
- 設備導入・施策実施計画書:導入する設備や実施するマーケティング施策等の詳細
- 補助対象経費の根拠資料:導入予定設備の見積書、広報物のカタログなど
- 法人登記簿謄本:最新のもの
- 最新の財務諸表:貸借対照表、損益計算書など
- GビズIDプライムアカウント登録証明
申請手順
- まずは公募要領を熟読し、申請する枠組み(海外展開支援枠・新市場開拓支援枠)を選択し、要件を دقیقاً 理解してください。
- 貴社の成長戦略に基づき、具体的かつ実現可能性の高い事業計画書を作成してください。数値目標(売上、付加価値、給与)を明確に記載することが重要です。
- 事業計画に必要な設備導入・施策実施計画書、見積書などの根拠資料を準備してください。
- まだお持ちでない場合は、事前にGビズIDプライムアカウントを取得してください。
- **電子申請システム(jGrants)**にアクセスし、必要事項を入力し、準備した書類を添付して申請登録・提出してください。締め切り時間を厳守してください。
- 事務局による審査が行われ、交付決定が通知されます。
- 補助事業を実施し、完了後、実績報告書と支払手続きを行ってください。
審査のポイント
貴社の成長への意欲と戦略、実現可能性が厳しく審査されます。
- 成長性:売上、付加価値、給与支給総額の具体的な伸び見込みと根拠
- 事業内容の独自性・市場開拓性:新たな需要や販路を開拓する具体的な計画とその実現可能性
- ブランド戦略の明確さ:日本産酒類のブランド価値向上に繋がる明確な戦略とその実行力
- 財務基盤・運営体制:計画を確実に遂行できる安定した財務基盤と運営体制
- 設備投資以外の取組:単なる設備導入に留まらず、マーケティング、商品開発、販売促進活動など、多角的な成長戦略の有無 ※設備導入のみの計画は評価が低くなるため、積極的にマーケティング等の取組を盛り込んでください。
アドバイス
今回の補助金は、単なる設備投資支援ではなく、日本産酒類のグローバル市場での飛躍、そして国内市場の新たな開拓を本気で目指す皆様への強力な後押しです。
事業計画書では、具体的なターゲット市場の選定、競合との差別化ポイント、そして明確な数値目標を提示することが重要です。特に、新市場開拓支援枠では、給与支給総額増加と売上・付加価値額増加の達成可能性をしっかりと説明してください。
海外展開や新たな国内市場開拓は決して容易ではありませんが、この補助金を活用することで、一気にブランド力を高め、事業基盤を拡大する大きなチャンスとなります。ぜひ積極的にご活用ください!